SharePoint では、ご利用状況に応じて接続や転送処理が遅くなる場合があります。
この現象は、API を介したサードパーティアプリケーションからの接続を、Microsoft が調整する仕組みにより発生します。
クライアントアプリケーション側でこの問題を完全に解決する方法はありませんが、WebDrive NextGen のキャッシュオプションをカスタマイズすることで、反映速度や利便性と引き換えに、症状を緩和することができます。
【設定手順】
- WebDrive 設定画面で「全ての設定を表示」にチェックを入れます。
(詳細手順は 高度な設定の表示方法 をご参照ください。) - SharePoint の「接続設定」に移動して「キャッシュ設定」をクリックして開き、[キャッシュされたファイルを接続時に消去する] と [キャッシュされたフォルダを接続時に消去する] のチェックを外します。
- 「キャッシュ設定をカスタマイズする」にチェックを入れて、「キャッシュされたファイルへの変更を自動で検出する」のチェックを外します。
- 「ファイルの検証」で [キャッシュされたアイテムをサーバーのコピーと~] を選択します。
- 「フォルダの検証」で [キャッシュされたアイテムの古さを時間に基づいて~] を選択し、値を 300 秒間に設定します。
- 「変更されたファイルをバックグラウンドで更新する」のチェックを外します。
- SharePoint に接続する全ての WebDrive NextGen に同じ設定を適用します。
- スロットリングやリクエストを最小限に抑えるには、フォルダの検証で「行わない」を選択して、ディレクトリリストの更新が必要な時だけ、手動でキャッシュを更新してください。
- 手動で更新する場合、10分以上の時間を空けることを推奨します。(更新ユーザーが多い場合、更に間隔を空ける必要があります。)
- 本設定のデメリットとして、キャッシュの更新頻度が低下するため、接続先のフォルダやファイルが最新の状態ではない場合があります。