WebDriveなどのファイル転送ソフトウェアを初めて利用される際、「クライアント」や「ホスト」といった専門用語の定義が分からず戸惑うことがあるかもしれません。
本記事では、WebDriveをよりスムーズにご利用いただくために、接続における「クライアント」「ホスト」「サーバー」の基本的な役割と定義を分かりやすく解説します。
クライアントとは?
クライアント(Client)とは、他のコンピューターやソフトウェアからサービスの提供を受けるコンピューターやソフトウェアのことを指します。
WebDriveのようなファイル転送ソフトウェアは「クライアントソフト」と呼ばれます。
SFTPクライアントはSFTPプロトコルに対応し、WebDAVクライアントはWebDAVプロトコルに対応します。
WebDriveは「マルチクライアントソフト」
WebDriveは、SFTPやWebDAVの他にも、GoogleドライブやDropboxなどの主要クラウドサービスにも対応したマルチクライアントソフトです。これにより、ユーザーは多様なホストに対して、統一された操作感で接続・ファイル転送を行うことができます。
ホスト(サーバー)とは?
ホスト(Host)またはサーバー(Server)とは、クライアントからのリクエストを受けて、サービスやデータを提供するコンピューター、システム、またはサービス全体のことを指します。
- FTPサーバーやSFTPサーバーといった物理的なサーバー (例: Titan SFTP Server)
- GoogleドライブやDropoboxなどのクラウドストレージサービス
WebDriveでは、接続先となるこれら全てのシステムを指して「ホスト」と表現しています。
クライアントとホストが入れ替わる場合
技術的には、サーバーとして動作しているコンピューターにWebDriveをインストールし、別のサーバーに接続する場合、そのコンピューターはホスト(サービスを提供する側)でありながら、接続先にとってはクライアントとなります。
このように、クライアントとホストの役割は相対的ですが、WebDriveの接続設定においては「接続先」=「ホスト」と理解しておくとスムーズです。