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根本的な原因:Windowsの260文字制限
Windowsのエクスプローラーには、ドライブ名(V:\など)からファイル名、拡張子までを合計して260文字までしか扱えないという制限があります。サーバー上の深い階層にアクセスしている場合、この制限に抵触しやすくなります。
解決方法:パスの短縮
最も安全で確実な回避策は「ファイルパス(文字数)を物理的に短くする」ことです。
ファイル名・フォルダ名をリネームして短縮
各階層のフォルダ名やファイル名を短くリネームしてください。これにより、全体の合計文字数を260文字以内に収めます。
ファイルを上位の階層(浅いフォルダ)へ移動する
深い階層にあるファイルを、よりルート(根元)に近いフォルダへ移動させることで、合計パスを短縮できます。
リネーム時の注意
- サーバー側で直接操作する場合は、必ず WebDrive を切断した状態で実施してください。
- WebDrive上でリネームする場合は、必ず「上の階層」のフォルダから順に名前を短くしてください。
すでに制限を超えている深い階層のファイルは、そのままでは名前の変更や移動がエラーになるためです。
Windowsの設定で制限を解除する
Windowsの設定(レジストリ等)で「ロングパス制限」を解除する方法もありますが、操作するアプリケーション自体が対応していないと動作しないほか、エクスプローラーでも予期せぬ挙動が発生する場合があるため、推奨されません。
本設定はWindows側の内容であり、WebDriveのサポート範囲外となります。
OS全体のシステム変更となるため、IT管理者にご相談の上で実施を検討してください。
なぜ「プログラムから開く」なら開けるのですか?
ダブルクリックはWindowsエクスプローラーの標準機能(シェルの関連付け)を利用するため制限を直接受けます。一方、右クリックからアプリを直接指定した場合、そのアプリケーション自体がロングパスに対応していれば、エクスプローラーの制限を介さずにファイルを開くことができるためです。
