FTPサーバーへの接続には、「アクティブモード」または「パッシブモード」の、どちらかのモードを利用して接続を行います。
本ページでは、WebDrive が FTPサーバーに接続する際に使用する、「アクティブモード」と「パッシブモード」の違いについてご案内します。
FTPプロトコルでのファイル転送には、クライアント側(WebDrive)とサーバー側で、制御用とデータ転送用の 2つの接続が必要となります。
アクティブモード(PORT)では、「制御用の接続」をクライアント側から、「データ転送用の接続」をサーバー側から繋ぎます
この方式では、サーバーから送られる「データ転送用の接続」が、クライアント側のファイアウォールによってブロックされる欠点を抱えています。
このようなリスクを避けるために、現在では、「パッシブモード」という新しい方式が利用されるようになりました。
パッシブモード(PASV)では、「制御用の接続」と「データ転送用の接続」の両方を、クライアント側から繋ぎます。
これによって、「データ転送用の接続」がファイアウォールにブロックされる問題を回避します。
また、基本的に FTPプロトコルでは、制御用に21番ポートが利用され、データ転送用に20番ポートが利用されます。
しかし、パッシブモードの場合、クライアント側から接続するデータ転送用のポートは、サーバー側からランダムで指定されたものを使用します。
現在では、古いサーバーに接続する場合を除いて、基本的にはパッシブモードが利用されています。
WebDrive では、初期状態でパッシブモードが有効になっています。
確認方法は以下の通りです。
【WebDrive NextGen】
対象の [接続設定] を開いて [FTP 設定] > [パッシブモードを有効にする]
チェックが入っていれば、パッシブモードが有効になっています。
【WebDrive 2019】
[サイトプロパティ] > [FTP 設定] > [パッシブモード(PASV)]
チェックが入っていれば、パッシブモードが有効になっています。
参考:パッシブモードで使用するポートの範囲を指定 (Titan FTP Server)