WebDrive は、サーバー内のファイルやディレクトリリストを、キャッシュとして取得して使用します。
本ページでは、キャッシュ基本設定の概要と推奨設定値についてご案内いたします。
- シングルユーザー
別のユーザーによってファイルとディレクトリリストが変更されず、自端末だけが変更を加えることを前提としています。 サーバー内のディレクトリを操作するユーザーが他に存在しない場合に最適です。 - マルチユーザー
このモードを使用すると、キャッシュファイルが最新かどうかをサーバーに確認します。
キャッシュされたファイルが別のユーザーによって変更されると、それを検出し、キャッシュから削除し、ファイルの最新のコピーを受け取ります。
同じディレクトリやファイルに、複数のユーザーでアクセスする場合に適した設定です。
※MLST コマンドをサポートしている WebDAV および SFTP サーバーに限ります。
上記以外のサーバーの場合、後述するカスタムモードの推奨設定をお試しください。 - カスタム
キャッシュオプションで設定した値に沿った動作をします。 複数のユーザーでサーバーにアクセスする場合、後述の設定値を推奨いたします。 - 使用しない
これは、キャッシュを取得しないという意味ではなく、キャッシュを保持する機能を使用しないモードです。
WebDrive は、常にフォルダーとファイルを使用するためにキャッシュします。
このモードを使用すると、WebDrive は取得したキャッシュを保持しないため、取得した情報を削除して、再キャッシュを繰り返します。
サーバー内のファイルやフォルダを表示するために、ファイルやディレクトリリストを、常にダウンロードしている状態です。
これにより、パフォーマンスが大きく低下するため、多くのケースで推奨されません。
特に、バッチファイルでの高速処理には不向きです。
以下に、シングルユーザー以外で運用される場合の WebDrive の推奨キャッシュ基本設定の値をご紹介します。
WebDrive がサーバーと接続中の場合、切断した後、以下の設定を適用してください。
MLST コマンドをサポートしている WebDAV および SFTP サーバーでは、マルチユーザーを推奨。
【操作手順】
- WebDrive を起動し、対象のサイト名を選択して [サイトプロパティ] をクリックします。
- [キャッシュ基本設定]で「グローバルキャッシュ設定を継承する」のチェックを外します。
- キャッシュモードを 「カスタム」に変更します。
- キャッシュオプションの「ファイルをキャッシュする」にチェックを入れます。
- 「サーバーの更新時刻でキャッシュされた~」のチェックを外します。
- 「キャッシュされたファイルを(X)秒後に期限切れ」にチェックを入れて 10秒に設定します。
- 「ディレクトリリストをキャッシュする」にチェックを入れます。
- 「サーバーの更新時刻でキャッシュされた~」のチェックを外します。
- 「キャッシュされたリストを(X)秒後に期限切れ」にチェックを入れて 10秒に設定します。
- 「接続時にキャッシュファイルをフラッシュする」にチェックを入れます。
- 「接続時にディレクトリリストをフラッシュする」にチェックを入れます。
- [OK] をクリックして設定画面を閉じます。
※マルチユーザーおよびカスタムモードをご利用の場合、すべてのクライアントで同じ設定が必要です。